2023年・基本情報技術者試験の試験日はいつ?試験概要や申し込み方法を解説

2023年・基本情報技術者試験の試験日はいつ?試験概要や申し込み方法を解説

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基本情報技術者試験は改正が繰り返されており、試験日も変更されています。2019年度までは春期・秋期、2022年度までは上期・下期の実施で、年に2回しか受験するチャンスがありませんでした。

しかし、2023年度よりCBT方式で、受験者の都合にあわせて試験日や試験会場を選択し、随時受験することができるようになりました。2023年度の改正により、どのように基本情報技術者試験の申し込みや対策をすればよいかがわからなくなった人も少なくないでしょう。

当記事では、2023年度の基本情報技術者試験におけるスケジュールや申し込み方法、基本情報技術者試験の試験概要・勉強方法・おすすめのテキストなどをわかりやすく解説します。

これから基本情報技術者試験の受験を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

2023年度基本情報技術者試験スケジュール

試験案内の公示  2023年3月15日(水)10時より随時
※システムメンテナンス日は除く
受験申込期間 当月から3カ月後の月末までの中から試験日を選択して受験者マイページで申し込み
試験日 2023年4月5日(水)より随時実施
※科目A・科目B試験を別々で受験することは不可
受験申込内容の
変更期限
3日前まで(選択できる最後の試験日は約1年後。)
※支払方法により選択できる最後の試験日は異なる
合格発表日 受験月の翌月中旬 (IPAのホームページで合格者の受験番号が掲載される。受験者マイページから確認も可能。)
合格証書の発送時期 IPAのホームページに掲載
※2023年5月受験の場合は翌月中旬※合格者のみに発行※再発行不可※合格証明書は申請すれば発行可能
官報公示日 IPAのホームページに掲載
※2023年5月受験の場合は合格発表日から約2週間後
※2023年6月28日時点 参考:CBTS

2023年度より基本情報技術者試験は随時受験できるようになりました。ただし、試験会場によって試験日は異なるので、専用サイト(受験者マイページ)にログインして試験スケジュールを確認しましょう。試験日の変更は3日前まで可能なので、申し込み後でも自分の都合にあわせて柔軟に変更することができます。

また、2019年度までの筆記テストの場合、試験会場に受験票を持参しなければなりませんでした。しかし、CBT方式に変更されてから、受験票は不要になりました。ただし、有効な本人確認書類(パスポート・運転免許証・学生証など)を忘れると、受験できないため必ず持参するようにしましょう

さらに、2022年度までは午前・午後の試験を別日に受験することができました。しかし、2023年度からは、科目A・科目Bの試験を同日に受験しなければならないので注意が必要です。なお、身体の不自由などによりCBT方式で受験できない人もいるかもしれません。その場合は、春期と秋期に筆記での試験(特別措置試験)を受けることができます。申し込みにはCBT方式での受験が難しい理由を証明する書類を用意する必要があります。

基本情報技術者試験の申し込み方法

基本情報技術者試験の申し込みを行う場合、まずはIPAの公式サイトにアクセスして基本情報技術者試験の情報を確認しましょう。その後、シー・ビー・ティ・ソリューションズ社の受験者専用サイトに移動します。 アカウントを持っていない人は、マイページアカウント作成ページより「利用者ID」と「パスワード」を取得する必要があります。アカウントを作成する際には、下記の情報が必要になります。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • メールアドレス
  • 電話番号

アカウントの作成ができたら、受験者マイページにログインを行います。なお、PCだけでなく、スマートフォンからも利用することが可能です。

ログインすると、下記の受験者マイページが開かれます。「基本情報技術者試験(FE)CBT試験申込」をクリックすると申し込み手続きが可能です。なお、受験者マイページからアカウント情報の変更や、他の情報処理技術者試験の申し込み、受験結果の確認などができます。

申し込み手続きを進めると、下記の2つの試験区分から受験する試験を選択する必要があります。基本情報技術者試験の科目A試験の免除を受けている人は「免除あり」を選択しましょう。両者とも受験料は7,500円(税込)です。

その後アンケートに回答すると、試験日時・会場を選択する画面が開かれます。

たとえば「地域:関東」「都道府県:東京都」「月:2023年07月」「日:11~20日」と選択すると、下記のようにテスト会場と受験できるかどうかが表示されます。なお「満」の記載は、予約人数が満員となっており受付が終了していることを意味します。

※2023年6月28日時点 受験者マイページ|CBT-Solutions

このように、地域や日程によって試験会場や試験日は限定されるので、基本情報技術者試験を受験しようと考えている人は早めに確認しておくことが大切です。

試験日・試験会場の選択ができたら、支払方法の選択を行います。下記の3つから決済方法を選ぶことが可能です。なお、コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)払いを選択すると、別途払込手数料308円がかかります。

  • クレジットカード
  • コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)
  • バウチャーチケット

支払方法を確定すると、申し込みが完了します。登録したメールアドレス宛てに申込内容や試験会場の地図などの記載されたメールが送付されます。試験当日は会場に試験開始時間より30分~5分前までに到着するようにしましょう。

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基本情報技術者試験の概要

受験資格 誰でも受験可能
受験料 7,500円(10%の消費税を含む)
※支払方法により別途払込手数料が必要となる場合あり
※領収書は受験者マイページから出力可能(1年間の期限あり)
出題形式 CBT方式
※科目A試験 多肢選択式(四肢択一)
※科目B試験 多肢選択式
試験時間 科目A試験:60問90分
科目B試験:20問100分
※科目Aと科目Bの試験間に休憩時間10分あり
試験日程 試験開始時刻~試験終了時刻
10:00~21:00
※会場により異なる
試験会場 受験者マイページから選択
来場時間 集合時刻(試験開始時刻の5分前)まで ※試験開始時刻の30分前から開場および受付開始
※遅れた場合は受験できないだけでなく、受験料も返金されないため注意が必要
持ち物 本人確認書類(必須)
※ハンカチ・ポケットティッシュ・目薬・ログイン情報シート(会場で配布)・会場で用意する備品(メモ用紙・ボールペン)は机上に置くことを認められている
合格基準 科目Aと科目Bの両方の試験で評価点が基準点(600点)以上
成績照会 試験終了後に画面上に成績が表示され、科目Aと科目Bそれぞれの試験の科目評価点を確認可能 ※試験終了から2~3時間後以降に受験者マイページで確認することも可能
問い合わせ先 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 受験サポートセンター(専用窓口)
電話番号:03-4500-7862(09:30〜17:30、年末年始は休業)
※2023年6月28日時点 参考:CBTS

基本情報技術者試験とは、IPAの主催する情報処理技術者試験の一つで、難易度は4段階のうちレベル2とされています。なお、ITパスポート試験はレベル1、応用情報技術者試験はレベル3として難易度が設定されています。

基本情報技術者試験はITエンジニアになるための登竜門とされる試験で、ITに関する幅広い知識に加えて、経営やマネジメント、アルゴリズム・プログラミングの問題も出題されます。 基本情報技術者試験を取得すれば、就職・転職を有利に進めたり、ITスキルを向上させたりすることが可能です。また、基本情報技術者試験は昇進・昇格条件に設定されている場合もあり、年収アップにもつながるかもしれません。

基本情報技術者試験の試験対策と勉強方法・スケジュール

基本情報技術者試験は随時実施されています。そのため、どのように試験対策を行うのがベストなのか知りたい人も多いのではないでしょうか。 ここでは、基本情報技術者試験の学習方法や勉強スケジュールについて詳しく紹介します。

基本情報技術者試験の合格に必要な勉強時間

基本情報技術者試験の合格に必要な勉強時間は約100~200時間です。ただし、ITに触れた経験のある・なしで必要な勉強時間は大きく変わってきます。

たとえば、プログラミング経験のある人の場合、科目B試験の対策時間を削減できるので、大幅に勉強時間を減らすことが可能です。一方、これまでにITに触れた経験のない人の場合、IT用語の暗記からアルゴリズム・プログラミング対策まで、幅広く勉強する必要があり、200時間でも勉強時間が足りないかもしれません。

このように、平均的な勉強時間で判断するのでなく、これまでの経験を考慮して自分に必要な学習時間を見積もることが大切です。

基本情報技術者試験に受かるためにおすすめの勉強方法・スケジュール

基本情報技術者試験に受かるための勉強方法には、主に独学とスクールがあります。

スクールに通う場合
講師のサポートを受けられますが、大きなコストがかかります。独学の場合、手厚いサポートはありませんが、費用を大きく抑えることが可能です。また、独学であれば、実務で役立つ自走力も身に付けられます。そのため、まずは独学で挑戦してみることを推奨します。

独学で勉強する場合
過去問を活用するのがおすすめです。特に科目A試験では、過去問と似た問題が多く出題されるので、過去問だけで合格点を目指すことも不可能ではありません。
一方、科目B試験では情報セキュリティやアルゴリズム・プログラミングの問題が出題されます。暗記だけでは対応できないため、仕組みや理論を理解することが大切です。時間は気にしないで、解答を見ずに自力で問題集や過去問の問題を解くことを目標にしましょう。一度問題を解けるようになったら、本番試験に備えて今度は時間を気にしながら解くスピードの向上を目指すことが大切です。

基本情報技術者試験は随時開催されており、試験日の3日前まで変更ができます。そのため、勉強を開始する前にあらかじめ試験日を決めて、申し込みを済ませてしまうのも一つの手です。

試験日から逆算してスケジュールを設定して学習を行うと、モチベーションを維持しながら勉強することができます。受験日が近づき勉強不足だとわかったら、試験日を変更して後ろにずらしましょう。また、合格できるかわからないレベルの場合は、受験してみるのもおすすめです。もしも不合格になったとしても、今の自分の実力を把握し、対策を行ったうえですぐに受験し直すことができます。

基本情報技術者試験の勉強におすすめのテキスト3選

独学で基本情報技術者試験に合格するコツとして、過去問を活用することが挙げられます。しかし、暗記だけでは対応できない問題もあります。そこで、自分にあったテキストを購入して、仕組みや理論を理解するよう努めることも大切です。ここでは、基本情報技術者試験の勉強におすすめのテキストを3つ紹介します。

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・IT知識のない人を対象に解説されているので理解がしやすい
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  • IT未経験者でも豊富なイラストと具体例により理解がしやすい
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  • 読者専用サイトが用意されており疑問点・不明点を解消できる

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まとめ

基本情報技術者試験は2023年度より改正され、CBT方式で随時試験を受けられるようになりました。また、試験日から3日前までであれば受験日の変更ができます。基本情報技術者試験の受験を考えている人は、まず受験者マイページを作成して試験会場・試験日を確認してみましょう。

基本情報技術者試験を独学で対策する場合、はじめに試験日を予約してしまうのも一つの手です。ゴールを決めることで、逆算してスケジュールを設定し、モチベーションを維持しながら学習することができます

基本情報技術者試験ではアルゴリズム・プログラミングの問題が出題されます。仕組み・理論をきちんと理解するため、自分にあったテキストを用意しましょう。また、基本情報技術者試験では過去問と似た問題が多く出題されます。そのため、独学で合格を目指す場合、過去問を活用することは必須ともいえます

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